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3人展
「閾」
-いき-

「越えることで認識や在り方が変わる地点」

Threshold
The point where crossing alters perception and existence.

閾ちらしオモテ01.jpg

本展は、
色彩と物語を描く意匠・六覺千手
存在と空間を刻む彫刻・木下健司
時間と呼吸を留める書・山名正志
三者による作品展である。

だんじり祭という現場を共通の基盤としながら
それぞれ異なる方法で
「形」と向き合ってきた三人の仕事は
平面・立体・行為という領域を越え、互いに呼応してきた。


本展では、作品を単独で完結させるのではなく

同じ空間に置くことで生じる緊張気配によって
各々の作品がより強く立ち上がることを試みている。


作品それぞれの気配に包まれながら、関係性の中で構成は物語となり
存在は空間をつくり時間は呼吸として立ち上がっていくことを期待する。

六覺千手|意匠
― 色彩と物語 ―
だんじり祭を主軸に、各地の祭礼ポスター用図案の制作およびポスターデザインを手がける意匠家である。祭礼の背景や土地の記憶、担い手の想いを読み取り、構成として組み立て、物語として描き起こす制作を行っている。代表作には、各地祭礼の告知ポスター、法被の意匠、勇退記念や個人依頼作品、企業案件などがあり、図案は単なる装飾ではなく、出来事を束ね、意味を立ち上げる構成体として成立している。

木下健司|彫師
― 存在と空間 ―
だんじり彫刻の老舗「木下彫刻工芸」三代目として、数多くのだんじり彫刻の銘品を生み出してきた彫刻家である。素材と向き合いながら、形がどのように在り、どの空間に置かれるのかを常に意識した制作を行っている。代表作には、各地だんじりに施された彫刻のほか、近年では個人所蔵の置物や記念品など、場を離れても成立する立体作品がある。彫刻そのものの存在感と、周囲の空間を含めて成立する表現を追求している。

山名正志|書家
― 時間と呼吸 ―
書を文字情報ではなく、時間と呼吸の痕跡として捉える書家である。高校書道教育に長年携わり、学校長を複数校務めた後、定年退職を機に作家として精力的に活動している。代表的な仕事には、六覺千手作品の題字揮毫、木下健司による彫刻作品の署名や箱書きなどがあり、一瞬の運動の中に積み重ねられた時間を封じ込める書を手がけている。書は主張するためではなく、作品に呼吸を与える存在として在る。

閾ちらしウラ01.jpg

本書は反転構造を持ち、
いずれの面からも読むことができる。
二つの流れは中央で混ざり合い、
視線が交差し、閾を抜けていく。

大阪府泉北郡忠岡町忠岡東3-2-8  0725-22-4671
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